肥満症の薬物療法

肥満症の薬物療法の方針としては,まず食事療法や運動療法といった非薬物療法を,3カ月をめどに行い,それで改善が認められない場合に検討される.

その際,「肥満に伴う質的な健康障害を2つ以上保有してBMI25 以上・内臓脂肪面積 100 cm^2以上の場合」もしくは「肥満に伴う量的な健康障害を 1 つ以上保有しBMI30 以上の場合」に対象となるとされている。

肥満症治療薬においては単なる減量に加え、肥満に伴う健康障害の改善も重要であり、その改善が評価の対象となる。

■ 肥満症治療薬