肥満症の食事療法

肥満症は基本的に摂取エネルギーが消費エネルギーに対して相対的に過剰になっていることによって生じるものと考えられる。

よって、その食事療法はエネルギー制限が原則である。

食事療法を一般食で行う場合、筋肉量を減らさないようタンパク質を確保しながらエネルギー制限をする必要性がある。

また、エネルギー制限食の遵守困難者に対する副次的食事法として糖質制限食がある。

なお、液体フォーミュラを用いたVLCD(very low-calorie diet:1 日の摂取エネルギーを500kcal 程度未満に抑制し,タンパク質やビタミン・ミネラルを液体で補充する減量法)も知られている。