血糖値

血漿中のブドウ糖の濃度を血糖値といい、血液1dL(100ml)当たりのブドウ糖をmgで表す。

血糖値は食後に150mg/dL程度に上昇するが、空腹時ではほぼ一定であり、基準値は65~110mg/dLである。

血糖値は糖分の吸収、肝における糖新生、グリコーゲンの合成・分解、抹消組織での糖利用等の因子によって左右され、これらの因子はインスリン・グルカゴン・カテコールアミン・副腎皮質ステロイドなどの影響を受ける。

インスリンが不足する糖尿病では空腹時血糖値は127mg/dL以上、75gブドウ糖経口摂取2時間後の血糖値は200mg/dLと高値になる。

逆にインスリンが過剰に分泌されるインスリンノーマなどでは低値となる。

測定法は酸素法が一般的である。